朝、非常につよい雨にくじけそうになる。
もっと柔らかな雨かと思っていた。
通勤徒歩は何故か続いている。
そして断酒も続いている。
どちらもまだ3日目だけれど。
途中、いつもは枯れた川が激流に変わっていた。
30分ほど歩き、ふと悟る。
傘では下半身の雨は防げない、と。
まだまだ会社までは遠いが、スニーカーはぐしょぐしょだ。
なぜ長靴を履かなかったんだろう。
パンツもぬれて、太ももにピトリと貼りつく。
帰りたい、帰りたい。
でも酒を飲んでいないからか、朝から軽く歩いているからか、気持ちにネガティブさが少ない。
偶然なのか、徒歩通勤&断酒が効いているのか分からない。
作業着に着替えたときに、若干お腹がへっこんでいるのが、ベルトを締める感覚で分かった。
徒歩通勤の良さに関して、数日だけど感じることがある。
・朝、晩で軽く運動になる
徒歩は1時間で5キロと言われているので、往復で10キロのウォーキングになる。
この位の軽く運動している感がとてもよい。
・帰るとほどよい疲れですぐ眠くなる
帰ってもご飯食べてからネットをダラダラしたり、晩飯を外で食べてついでに飲んでいた。
今週は晩御飯食べて22時くらいになると、ホント眠くなる。
しかも朝歩きたいから、0時前に寝ている。
・歩きながら音楽や思考を巡らすことができる
原付通勤だと音楽を聴けない。
最近買う音楽を聴きこめていないなと感じていた。
それも朝聞きながら歩くとなんとも都合がいい。
音楽を聴かずとも、考えたり一人頭の中で話したりと、なかなかいいのだ。
こうやっていい習慣は続けたいものだなと、そう思う。
そして残業して疲れた身体で帰る。
もう午後には天気も回復し、傘も乾いていた。
夜の空気もすっきりとしていた。
まだ半乾きのパンツと、ぐしょぐしょのスニーカーで歩いて帰った。
こればっかりは明らかな選択ミスだった。
帰って洗濯しようと思った。