GloryDazeDays

日々のワクワクを受信・発信したい。ぼんやりとした日常を楽しく前進していきたい。

漫画・小説・書籍

飯野賢治著『息子へ。』今改めて平和や日本について考えたくなる本。

すべての息子たちへのメッセージ この本はゲームクリエイターだった飯野賢治氏が2011年3月11日に発生した東日本大震災のあと、ブログ上で発表したメッセージを加筆・修正したものです。 もともとは彼のブログ「eno blog」にて、原発についての意見を息子さん…

いけだたかし『34歳無職さん』1巻〜8巻1年間無職でいることを決めた主人公の淡々とした日々がジワる。

毎日の淡々とした日々とその変化を楽しむ 34歳、バツイチの主人公が前職を辞めたのを機に、1年間無職でいることを決め、その何気ない日々を淡々と繰り返す物語。 とはいえ、その中で離れて暮らす娘や元旦那、友人たちが現れては主人公のディテールがだんだ…

【漫画】すべての真面目男子は必読。新田章『あそびあい』

女子だって全然浮気する生き物なのです 僕にも女性は浮気をしないと思っていた頃がありました。 というか、そうであって欲しいと思っていたのだと、今では思います。 特に今の時代、女性の方が積極的だったり、肉食系だったりと叫ばれますが、それはいつの時…

松田洋子『好きだけじゃ続かない』(全1巻) 日曜の夕方に読むとツラいけど、月曜も生きていくのサ。

人生すべて、好きだけじゃ続かない。 暗い人生漫画が好きで、以前からよく読んでました。 松田洋子は女版「土田世紀」のような感じが好きなんですが、内容は重く暗いものが多い。 最近また読んだら、結構ずっしりときたので紹介します。 タイトルがすべてを…

Amazon『kindle Voyage』1年以上たっても買って良かったと思う一品、日々でも旅でもカバンの中に潜んどる。

kindle(キンドル)でいつも読んどる [http://photo credit: Kindle via photopin (license):title] 『kindle』との出会いは1年以上前になるのでしょうか。 ずっと気になる存在ではあったものの、結局購入に至らなかったのですが、とある事を期に断捨離に目…

えんどコイチ『死神くん』死神の優しさが胸を打つ、じんわりと感動するエピソード。

えんどコイチ先生、今何してるんだろう 30代以上なら覚えているであろうギャグ漫画の「ついでにトンチンカン」。 その作者がジャンプの月刊誌で書いていたヒューマン漫画『死神くん』。 ふと読みたくなり、少し前に再読しました。 文庫版として再販するに…

原秀則『冬物語』80年代の浪人生物語が古くも新しくて、懐かしい。

浪人生なのに恋愛して失恋して全然勉強しない話 今週読んだマンガです。以前、それも高校生くらいに古本屋で買って読んだ覚えが有るのですが、久々に読みたくなりamazonで購入しました。この春から浪人生になる方もいらっしゃると思いますが、80年代〜90…

【漫画】小山健『死ぬ前に1回やっとこう』。死ぬ前にやりたいかは別として、軽く読める体験漫画としてオモシロ作品

死ぬ前にやりたい事は無いですか? 引きこもりがちな漫画家「小山健」さんが、自身が「死ぬ前に1回やっとこう」という事がらを実行し、それをマンガとしてまとめたものです。 「小山健」さんは下にある写真の方で、そのTシャツにあるようなユルい系の絵を得…

ティム・マクリーン&高岡よし子著『エニアグラム自分のことが分かる本』自分を深堀りするための本を読み、自身の特性に納得する。

エニアグラムで自分を深く知ることができる 最近勉強会などに参加するようになり、そういった場所で『エニアグラム』という考えと出会いました。 『エニアグラム』というのはざっくり言って性格診断の方法です。 性格判断といえば「血液型」「星座」などが有…

手塚治虫『奇子(あやこ)』昭和初期の閉鎖された社会で巻き起こる、ドロドロな人間関係が凄い。

黒い手塚治虫作品がよい 少し前に手塚治虫作品の『奇子』を読みました。 非常にどす黒い人間ドラマであり、手塚治虫の他の一面を知りました。 藤子不二夫作品で言うと、F先生ではなく、A先生的な内容でした。 こういう作品も書いていたんですね。 手塚治虫『…

【漫画】絶望が読者の胸を突く。上野顕太郎『さよならもいわずに』

愛する者が居なくなった後を淡々と綴った漫画家のドキュメンタリー この漫画を知ったのは、確かネットか漫画喫茶か何かでオススメされていたからです。 作者の別の作品も読んだことが無く、あまり予備知識無く手に取ったのですが、読んだ途端に圧倒され、一…

【漫画】地味でマニアックなコダワリが試したくて仕方ない!清野とおる『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』1巻

清野ワールドが炸裂! 赤羽に住む人々の由無し事を描き、赤羽付近では「ワンピース」よりも売れている「東京都北区赤羽」で有名な漫画家、清野とおる先生。 山田孝之さん主演の実写版「山田孝之の東京都北区赤羽」ではマスク姿ながら本人も出演されていまし…

飯野賢治 著『ゲーム』ゲームに情熱を燃やした青春パンクな飯野賢治氏の痛快自伝的小説!

飯野賢治という男を覚えているだろうか 今から20年前くらい、プレステ(プレイステーション)、サターン(セガサターン)というゲーム機がありました。 PlayStation (ゲーム機) - Wikipedia セガサターン - Wikipedia 現在30代、40代ならばまずご存知でしょ…

藤原ヒロシ他著『皿の上の宝物』著者たちがお気に入りのローカルなお店が興味深い。

グルメ本というよりは著者たちのセンス本と言う感じです 僕の好きな藤原ヒロシさん、梶原由影さんが著者の中にあったので購入してみました。 内容は4名の著者の方々がそれぞれ、料理やスィーツのオススメを載せて、一言コラムが付いているオススメ料理のカタ…

【漫画】寄生獣にハマったヤツはコレもハマる!岩明均『七夕の国』

オカルト、考古学、ミステリーが好きなら絶対楽しめるぞ 岩明均先生といえば、映画化された「寄生獣」が有名ですが、先生の作品で一つ選べといわれたら苦しみながらもこの『七夕の国』を挙げます。 連載中の「ヒストリエ」もめっちゃお勧めですけども。 この…

【漫画】冨樫義博『レベルE』キレキレの宇宙人が地球にやってきて悪ふざけするお話。

冨樫先生の作品にハズレ無し 現在30代~40代であれば学生時代に毎週胸を熱くしていたであろう週間少年ジャンプ黄金時代。 その中でも色々と語り継がれることの多い「幽☆遊☆白書」。 学校の休み時間には皆でジャンプを囲んで、「何で今週は下書きみたいなまま…

古谷実『シガテラ』ヒリつく記憶が蘇ろうとも、これからもずっと読み続ける青春群像劇。

男子の煩悩と苦悩が知りたければコレを読もう ギャグ漫画界に不動の金字塔を打ち立てた「行け!稲中卓球部」で有名な古谷実先生。 でも僕はそれ以降の悩み多き青春漫画ともいえる作品の方が好き。 平凡で先の見えない毎日を過ごしつつモンモンとした悩みを抱…