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Dream Theater(ドリーム・シアター) 1stアルバム『When Dream & Day Unite(ホエン・デイ・アンド・ドリーム・ユナイト)』(1989年)

プログレッシブ・ヘヴィメタルのめざめ。

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この『When Dream & Day Unite(ホエン・デイ・アンド・ドリーム・ユナイト)』はアメリカのプログレッシブ・ヘヴィ・メタルバンド「Dream Theater(ドリーム・シアター)」が1989年に発表した1作目のスタジオアルバムです。

アメリカのプログレッシブ・ヘヴィメタル(以下プログレ・メタル)バンドの創始者であり、現在ではそのジャンルで知らないものがいない彼ら。このデビューアルバムは音の悪さから粗削りにも聞こえる部分が有るものの、プログレ・メタルの今後の可能性を期待させる1枚です。

当時メンバーの年齢は20代前半ばかりで、若さとエネルギーに満ち溢れています。そして彼ら自身メタルファンとしてレジェンド達の影響を存分に吸収し、それらを一気に放出したアルバムです。ギター、ベース、ドラムの3人の出会いはバークリー音楽院の在籍時であり、そんな場所でメタル音楽を演奏していたのは彼らだけでした。そんな中、意気投合した彼らは自身のルーツであるヘヴィメタルプログレッシブロックの影響を高い次元で昇華させ、新たな「プログレッシブ・ヘヴィメタル」というジャンルを確立していきます。

デビュー当時はカナダのプログレッシブロックバンドである「RUSH」とアメリカのスラッシュメタルバンドである「METALLICA」を引き合いに「RUSH meets METALLICA」と形容されていた彼らは、まだ形容するカテゴリが無かったプログレッシブ・メタルというジャンルを彼らはその実力で牽引していきます。

ボーカルのチャーリー・ドミニシはこのアルバムのみの参加であり、次作からはジェイムズ・ラブリエが加入し、彼らの人気は爆発します。どちらかというと線の細いボーカルであるドミニシについて、以前は否定的だった僕ですが、今ではこれはこれで味なのかなと、そう思ってます。

彼自身はバンドを離れた後、しばらくして自身のバンド「ドミニシ」を始めたり、ぽっちゃりしてドラエモンみたいな可愛い見た目になってみたりと紆余曲折。

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みんな若いなぁ。
そしてジョン・マイアング(b)の謎の黒さ。。。

Dream Theater 1stアルバム『When Dream & Day Unite(ホエン・デイ・アンド・ドリーム・ユナイト)』(1989年)

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<アルバム曲目>

01. A Fortune in Lies
02. Status Seeker
03. The Ytse Jam
04. The Killing Hand
 I. "The Observance"
 II. "Ancient Renewal"
 III. "The Stray Seed"
 IV. "Thorns"
 V. "Exodus
05.Light Fuse and Get Away
06. Afterlife
07. The Ones Who Help to Set the Sun
08. Only a Matter of Time

・リリース:1989年
・スタジオ:Kajem/Victory Studios
・レーベル:Mechanic
・プロデュース:Terry Date and Dream Theater

<メンバー>

Vo:チャーリー・ドミニシ
Gt:ジョン・ペトルーシ
Ba:ジョン・マイアング
Dr:マイク・ポートノイ
Key:ケヴィン・ムーア

ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト - Wikipedia

個人的レビューなどなど

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01. A Fortune in Lies

ドラムから始まる最初のイントロからしてカッコいい。

彼らの全てはこの曲から始まったんです。

歌までが若干長いけど、全然気になりません。

マイク・ポートノイのドラムがもうこの頃から既に個性がはっきりしています。

ジェイムズ・ラブリエが歌ったバージョンもイカす名曲。

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02. Status Seeker

イントロから全てが爽やかで彼らのポップな1面が見られる曲。

ドミニシの声も合っている。

RUSHぽいです、RUSHそんなに詳しくないですけど。

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03. The Ytse Jam

ライブでもおなじみのインストゥルメンタル曲。

タイトルは元々のバンド名である「MAJESTY」を逆から綴ったもの。

ギターもベースもドラムもキーボードも忙しすぎ。

20歳そこそこでこんなコトしちゃアカン!

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04. The Killing Hand
 I. "The Observance"
 II. "Ancient Renewal"
 III. "The Stray Seed"
 IV. "Thorns"
 V. "Exodus

ダークで美しいです。

ライブでたまに演奏してくれると、予期せずおおっ!ってなり、みんなイマイチ乘りきれない感じがする曲。

泣きのギターが良い感じですよね。

05.Light Fuse and Get Away

何となく印象が薄い曲ですが、改めて聴くとリズムの展開にクセが有って面白いです。ボーカルの弱さを時折感じてしまう。

06. Afterlife

ギターリフが目立つメタル色の強い曲。

ギターソロとその後のユニゾンがカッコいい。

07. The Ones Who Help to Set the Sun

イマイチ有名じゃないけど好きな曲。

最近の彼らはこういう雰囲気の曲あんまり書いてくれないです。

08. Only a Matter of Time

本作のラストを締める曲。

何よりも最後の歌詞が好きなんです。

ポップで聴きやすく、ラストに相応しいフィナーレ感もある。

But if faith is the answer, we're already reached it
And if spirit's a sign
then it's only a matter of time

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・オフシャルブートレグ&15周年記念ライブ

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