GloryDazeDays

日々のワクワクを受信・発信したい。ぼんやりとした日常を楽しく前進していきたい。

Dream Theater 14thアルバム『DISTANCE OVER TIME』ベテランの熟練したテクニックと自身らのルーツに戻った良作。

自身らのルーツと絆の再確認、熟練のテクニックが生み出す良作

f:id:glorydaze:20190320155845j:plain

アメリカのプログレッシブ・ヘヴィ・メタルバンド「ドリーム・シアター」の通算14作目に当たる『DISTANCE OVER TIME』が2019年2月に発売された。

彼らはこのアルバム製作にあたり、ニューヨーク州北部の人里はなれた郊外で4ヶ月に渡って共同生活を行い、その中で楽曲製作をしたらしい。

約20年ぶりとなる共同生活が「絆」を深め、「若かりしころ」のフィーリングを呼び戻したのだろうか。

アルバムを通して長大な楽曲は少なく、シンプルでメタリックでテクニカルな楽曲が並ぶ。

どことなく「Train of Thought」を感じさせるヘヴィ寄りの作風には、喜びを持って迎えたファンも多いのではないだろうか。

なおこの作品は 「Roadrunner Records」から、「Sony Music」傘下の「Inside Out Music」に移籍しての第1弾作品となっている。

 

Dream Theater 14thアルバム『DISTANCE OVER TIME』

■アルバム曲目

1. Untethered Angel (6:14)
2. Paralyzed (4:17)
3. Fall Into The Light (7:04)
4. Barstool Warrior (6:43)
5. Room 137 (4:23)
6. S2N (6:21)
7. At Wit’s End (9:20)
8. Out Of Reach (4:04)
9. Pale Blue Dot (8:25)
限定盤ボーナス・トラック
10. Viper King (4:00)

リミテッド・エディション CD2
01. Untethered Angel (インストゥルメンタル)
02. Paralyzed (インストゥルメンタル)
03. Fall Into The Light (インストゥルメンタル)
04. Barstool Warrior (インストゥルメンタル)
05. Room 137 (インストゥルメンタル)
06. S2N (インストゥルメンタル)
07. At Wit’s End (インストゥルメンタル)
08. Out Of Reach (インストゥルメンタル)
09. Pale Blue Dot (インストゥルメンタル)
10. Viper King (インストゥルメンタル)

■リリース:2019年2月

■スタジオ:Yonderbarn Studios

■レーベル:Inside Out Music

■プロデュース:John Petrucci 

■メンバー

Vo:ジェイムズ・ラブリエ
Gt:ジョン・ペトルーシ
Ba:ジョン・マイアング
Key:ジョーダン・ルーデス
Dr:マイク・マンジー

 

超個人的レビューその他もろもろ

ドリームシアターファンおよびプログレ・メタルファンにとって、この作品を待つ間は期待と不安が入り混じった状態であったと思う。

僕もその1人だったが、個人的には否定的な意見が強く、不安が8割以上を占めていた。

その理由としては、

①前作13th「The Astonishing」が壮大に微妙な大作だったこと

②先行シングルに魅力を感じなかったこと

③彼らがベテランになりすぎたこと

がある。

 ①元々期待していた13thアルバムが個人的にイマイチだったのもあり、今作品にも大きな期待はしていなかった。

ただ2017年に2ndアルバム「Images and Words」25周年記念ツアーを観にいき、13thアルバムの件は一旦置いておいて、このバンドが好きであることを再確認した。

なので期待半分、諦め半分という思いで本作を待っていた。

 ②数ヶ月前に聞いた先行シングルである「Untethered Angel」(本作1曲目)を聴いたとき、ちょっともうこのバンドに期待しないほうがイイのかなと感じたのを覚えている。

暗めのアルペジオからヘヴィなリフが始まる新鮮味のない曲展開、何の感動もない歌メロ、何となく微妙なメンバーがバーベキューをしているPV、その全てに残念な印象を受けた。

正直今もこの1曲目に思い入れはない、けれどもその後の曲に関しては「結構イイじゃない!」と思えるものもたくさんあった。

だがしかし、僕はこのバンドに思い入れがあり過ぎるだけに、無理やりいい所を見つけて自分を納得させようとしている部分もあるのかなぁとも思っている。

素人が聴いても技術的な部分のすごさは分かる、だけどキャッチーな歌メロ、魅力的な曲展開など、もっと彼らから聴きたかったのも事実だ。

 ③彼らはもう30年以上のベテランだ。

成功もし、名声やお金もある(そして年をとった)。

今や好きな音楽をやるだけの自由や権利もある。

それだけにハングリーさに欠け、きれいに纏まった印象を時折感じてしまう。

それだけにというか、今のメンバー自体に真面目で穏やかな人物が多いように感じる。

しかしそれは僕が求めていない彼らのカラーだ。

マイク・ポートノイがいたらなぁ、と思った。

 

それらの不安があったものの、3月末現在毎日のように聴いているし、全然悪くはないなぁと感じている。

アルバムのはじめから最後まで通して聴いてる程に気に入っている訳じゃないけれども。

ただ時折このアルバムを探して、定期的に聴くような魅力は乏しいようにも感じている。

しかしこれは自分の耳がドリームシアターサウンドに慣れていて新鮮味に欠けるのと、年齢的に感受性が低くなって来たってのもあると思う。

思いのほかヘヴィで泣きのギターもあったりして、「Train of Thought」に近い印象を受ける。

そんなアルバムの個人的お気に入りは7曲目「 At Wit’s End」。

テクニカルなイントロから泣きのギターソロまでお腹いっぱい。

次につながるバラード8曲目「Out Of Reach」もいい(がキラーチューンというほどではない)。

総じて、代表曲がないのが本作の弱さなのかなと感じる。

1stシングルでありアルバム1曲目にもなった「Untethered Angel 」から微妙な雰囲気を醸し出しているのが、このアルバムの全体像を予見しているようにも思える。

あと、限定版の2枚目はただのインストバージョンで、相当のマニア以外は必要ないと思いました。

最近この手の2枚目が1枚目のインストバージョンっての増えてますよね。。。

 

<オススメ曲>
04. Barstool Warrior
06. S2N
07. At Wit’s End

www.youtube.com

 

<関連記事>

glorydaze.hatenablog.com