GloryDazeDays

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【雑記】ある終わりに思いを馳せる

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[http://photo credit: The Naked Ape Marilyn & Mick via photopin (license):title]

 

2018年3月をもって、とんねるずの「みなさんのおかげでしたが終了する。
このニュースは勿論、「めちゃイケ」終了と共に大きな話題となったし、フジテレビを代表する長寿お笑い番組の終了は時代の移り変わりを感じさせる寂しさもあった。
最近「みなおか」と略すのが主流っぽいが、僕の世代はきっと「みなさん」だと思うんだけどな。
 
小学生のころ、児童劇団に入っている同級生がいた。
子役の安達祐実が登場する前後で、劇団や子役俳優ってのが自分たちの周りでも認識された頃だった。
しかし僕はそういう同級生が近くに居たというのもあり、もっと早くからそういう存在を意識できていた。
 
彼は学校を相当休んでいた。
もしくは早退や遅刻してくることも多々あった。
1週間毎日登校できるのは珍しいことだった。
ちょいちょいテレビで見かける彼は、気さくな人柄もあり人気者だった。
小学生の頃、休んだり親からの連絡を先生に伝えるための「連絡帳」というものがあった。
僕も含めた一般的な少年たちは風邪で休んだりの連絡とか、そんな程度であった。
しかし彼の連絡帳は見ていて楽しかった。
「○○という番組のオーディションに行くので、お休みさせていただきます」とか、
「△△スタジオで収録なので14時に帰らせていただきます」とか、
細かい母親の字でいっぱいだったからだ。
しかも2冊目1年で2冊目の連絡帳だったりして、彼とその母親の忙しさがいかなるものかを物語っていた。
 
そんな彼は「みなさん」とも縁があったようで、担任の先生の誕生日にとんねるずのサイン色紙を渡していた。
彼とは中学校まで一緒だったはずだが、中学ではクラスが一緒になることもなかったし、その時点までに取り立てて熱い友情を形成していたわけでもなかった。
だから小学校から一緒だった殆どの同級生と同じように、僕は彼とも疎遠になった。
廊下ですれ違っても特に気に留めることも無くなっていた。
 
高校から先は全く別の道だったし、テレビでも見ることはなかった。
彼は辞めたのだろうか。
他に道を見つけたのだろうか。
笑顔が爽やかな少年で、今も続けていてもよかったはずだ。
 
人が死ぬのには2度あるという。
肉体としての終わりと、存在を忘れられた時だそうだ。
今では彼がどこでどうしているのか全く知らない。
でもこうやってある瞬間に、彼に思いを馳せる友人知人が居るはずだ。
あの頃の同級生たちは、「みなさん」の終了を目にしたとき、きっと彼を思い出したはずだ。
僕はそれになんだか羨ましさを感じる。
そして僕自身は、誰かにとってのそういう対象となり得ていたのだろうかとおもうとちょっと自信がない。
そんな彼に思いを馳せながら、「みなさん」を一人観る夜だった。