出来ない理由を挙げさせたら優勝できる
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僕はいつも屁理屈ばかり思いつくほうで、何か頭の中でいつもそんな事を考えている。
そういう状況ってよろしくないし、自分でもイヤだし、本当はやめたいのだ。
でも気づくといっつもそういう状態に陥っている。
数年前にギターを購入した
その頃よく遊んでいた友人が以前バンドをやっていて、楽器を勧められたのだ。
僕は教わりながら遊べたらいいなあと思い、ギターを購入した。
で、そんな感じで購入してすぐに、彼は昔のバンド熱が再発してバンド再結成をした。
そしてそちらが忙しくなり、僕は音楽の先生を失った。
その後、独学でギターをいじったりしていたんだけども、一向に上手くならずにいた。
僕は洋楽、それもヘヴィメタルやハードロックといった、ギターテクニックに優れた楽曲が好きで、だからそういう曲のコピーが出来たら楽しいだろうなと思っていた。
でもそんな激ムズ曲を初めから弾くことが出来ず、ギター練習が上手くいかなくて、段々とこう思うようになった。
「自分は手が小さいし、外国人と同じようには弾けるはずないな」
やはり彼らは手が大きく指が長い。
だから僕には届かない運指を楽々こなして、テクニカルなフレーズを奏でることが出来る。
「初めから不利なんだ」そう思うと段々ギターから遠のいていた。
出来ない理由ばかりほざくなら、彼女のギタープレイを見よ!
ホコリをかぶったギターの存在も忘れかけ、はや1年以上。
僕は最近ギターを弾く少女の動画を見てブッたまげた。
そして言い訳ばかりの自分が本当に情けなーくなった。
天下のドリーム・シアターの激ムズ曲を、10歳の女の子が笑いながら弾きまくっているのだ。
それも完コピだ。
ドリーム・シアターといえば、ヘヴィ・メタル界またはプログレッシヴ・メタル界ではテクニック的に最高峰と言われ、ギタリストのジョン・ペトルーシはテクニカルなプレイで非常に有名なギタリストである。
ジョン・ペトルーシ - Wikipedia(画像もWikipediaより抜粋)
これは勿論、親の教育だってあるだろう。
めっちゃ小さい頃からギターの英才教育をしている子なのかもしれない。
もしくは天賦の才なのかもしれない。
でも、やっぱ手だって大人に比べて全然小さいし、大人と同じように弾くとしたら指だって届かないところあるだろうし、ギターもでかいだろうし。
彼女の演奏を観ていただければ分かると思うが、本当に凄い。
弦を押さえる指は素早く、正確なピッキングやミュート、スィープといったテクニックを存分に発揮している。
僕には高度すぎて分からない部分があり過ぎるが、メチャメチャ上手いと言うことだけは分かる。
そしてその笑顔からはとても楽しんでいる事が見て取れる。
こちらが本家、ジョン・ペトルーシの演奏
こちらがLi-sa-X(これも早弾きバンドのレーサーXから取ったと思う)の余裕のプレイ。
情熱を無くしたなら、また見つければいいんだ
ココまですごいの見せられちゃうと、大人になってから何でもすぐに出来ない理由を言い出す自分が情けなくなって来る。
本当につまらん大人になったなぁと。
夢中で何かを追い求めるような、熱い思いを取り戻したいと強く思う。
僕は既に、そんな思いすら無くしてしまったのだろうか。
大人になり、世間の荒波にもまれ、夢敗れて情熱が消えてしまったのか。
そうじゃないと思う。
夢敗れたとしても、小さい頃無条件に熱くなった思いはまだ忘れてはいない。
忘れていないなら、また見つければ良いだけだ。
この子が弾いている曲がそう言っている。
「Lost not forgotten」”敗れても忘却はよしとせず”だ。
☆このブログ記事も心揺さぶられますのでオススメです。