GloryDazeDays

日々のワクワクを受信・発信したい。ぼんやりとした日常を楽しく前進していきたい。

クー・チェンドン主演『あの頃、君を追いかけた』(2011年)誰もが抱く、やり残した淡い気持ち。

あの頃に戻れるなら、戻りたい?

f:id:glorydaze:20150415095823j:plain

誰にでもあるであろう学生時代の淡い想い。

実は僕にもあるのです。

そしてふとした瞬間に、あの頃ああしていたらどうだったかなぁ、なんてことを考えたりして。

男性の方が未練がましいなんてよく聞く話だし、女性はさっぱり今を生きているのかも知れませんけどね。

そんな女々しい(これって本当に男に用意された言葉だよなぁ)ボーイズ・ビー世代に見て欲しい映画がこの『あの頃、君を追いかけた』です。

※少しネタバレあるかもしれません

 

クー・チェンドン主演『あの頃、君を追いかけた』

この映画は2011年公開の台湾映画で、恋愛映画です。

2013年9月に日本で公開されています。

監督:デギンズ・コー

主演:クー・チェンドンミシェル・チェン

あらすじ

台湾の人気作家ギデンズ・コーの自伝的小説を原作者自ら監督を務めて映画化し、台湾と香港で大ヒットとなった感動青春ストーリー。90年代に高校生だった主人公が仲間たちと繰り広げるおバカで輝かしい青春の日々と、憧れのマドンナとの不器用でもどかしい初恋の行方をノスタルジックに綴る。主演は新人クー・チェンドン、ヒロインにはTV「君につづく道」のミシェル・チェン
 1994年、台湾中西部の町、彰化(しょうか)。高校生のコートンは、悪友たちとバカなことをしてふざけ合い、能天気な毎日を送っていた。そんなコートンに手を焼いた教師は、クラス一の優等生チアイーに指導役を命じる。最初は反発し合う2人だったが、ある出来事をきっかけに距離が近づき始める。それでも自信のないコートンはあと一歩が踏み出せず、2人の仲はグループ交際止まりのまま。やがて別々の大学に進み、離れ離れとなるコートンとチアイーだったが…。

映画 あの頃、君を追いかけた - allcinema

こういう感じの男子青春映画、好きなんです。

青春やり残し系と言いますか、おそらく自分に重ねやすいんでしょうね。

 

30代、40代なら共感できるネタが盛りだくさん

台湾は親日であることで有名ですが、日本の文化も浸透していてそれが随所に出てくるのも楽しみ方の1つです。

舞台が90年代なので今の30代、40代なら学生時代に楽しんだネタが多く、それが親近感を抱かせるのに一役買っているんですね。

例えばこんな題材です

・漫画、ゲーム、アニメネタ(はじめの一歩とかドラゴンボール

・AVネタ(日本のAV)

・愛すべきバカな友達、怖くて不条理な先生

 

キャストがなんだか素敵

1.主人公がイケメン過ぎず好感度大

そうなのです、イケメンすぎる主人公は共感できずに見てしまいがちなのですが、コートン役のクー・チェンドンは程よいイケメンなのです。

役柄が愛すべきバカなのも共感しやすく、見ていてストーリーに入り込みやすいのです。

2.ヒロインがかわいい

男性の主人公がイケメン過ぎると文句言うくせに、女性ヒロインが微妙だとそれはそれで残念なのが男なんです。

その点、ヒロインのミシェル・チェンはとても素敵です。

笑顔がキューティーでビューティーです。

3.日本人でも共感できる恋愛模様

西洋人のように激しく求め合う愛も魅力的ですが、3食ステーキばかり食べていられないのと同じ様に、しんどくなるときもあります。

だけどこの映画は、そんなことありません。

想いが錯綜し、時に誤解し傷つけ合い、そんな青春一直線な恋愛を見ることができます。

4.音楽(挿入歌)が泣ける

おそらく90年代に台湾で流行した歌なんだと思います。

でもこっちまで昔聞いていたのでは?と、そんなノスタスジーを感じる選曲と挿入のタイミングなのです。

 

僕はこういうジャンルの映画が好きでよく見るのですが、この映画は大人になった主人公目線なのが好きなポイントです。

誰しも恋愛に限らず、これまでの人生でやり残した事を後悔したり懐かしんだりするのが今の僕たちの年齢なのかも知れません。

無数にある(あった)中継点、分岐点でどうするのか、どうしたいのか。

全員にあてはまる正解は無くて、自分で決めた結果が残っていくのだと思います。

過去のやり残した無数のモノとどう折り合いをつけて進んでいくかが大人になることなのかもしれないなぁと思いました。

でもそんなことはどうでも良くて、青春男子・女子に戻りたい人は是非みてください。

 

まとめと思ったこと

・あの頃の淡い気持ちが呼び起こされるストーリーが秀逸

・大人になるとは、やり残した想いとどう対峙するかということなのかも知れない

・バカできる仲間は色あせない宝物

・今でも君を追いかけていたらストーカーになるので注意