GloryDazeDays

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【雑記】ソロにはそろそろso longしたいお年頃

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[http://photo credit: Georgi C A man via photopin (license)]

 
会社の同期に誘われ、数家族と僕を含む独身男性数名の計10人程度でBBQをした。
今年はじめに会社同期の夫婦に子供が生まれたため、そのお披露目もあった。
BBQは地元のキャンプ場で行われた。
秋にしては暖かく、天気のよい日だったので、家族連れや仲間連れでごった返していた。
 
それにしてもBBQには哀愁がない。
でかい車数台で集合し、コストコやスーパーででかい肉やら食材を購入して、現地へ向かう。
家族同士が集まり、挨拶し、互いの赤ちゃんを褒めあう。
この前買ったという新しいテントやテーブルはオシャレで洗練されたデザインだ。
軽量なのに頑丈で、コンパクトなのに機能的で非の打ち所がない。
肉や魚を盛大に焼いて、太陽の下酒を飲み、みんなで自撮りをして、暗くなる前に膨大なごみをまとめて車で帰る。
完全消費型の生き様だ。
そこに何一つ悲しみは無いように感じる。
 
しかしキャンプは別だ。
哀愁がある。
夜を跨ぐことにそれがあるのだろうか。
場所を見つけてテントを張り、焚き火を作り、悠然とした自然と調和するという印象がある。
自然を間借りし、環境を壊さないよう最低限の礼節を持ちながら滞在し、帰る。
還元型、循環型の生き様がある。
しかもソロキャンパーなら孤独と向き合える良さがある。
 
そう、ソロが付くものには哀愁がある。
ソロツーリングしかり、ギターソロしかり。
ソロが付けられないものを無理やりソロで実行するとヤバくなる。
だからソロBBQはなんだかヤバい。
おじさんが一人でマシュマロを焼いていたら限りなく怪しい雰囲気を放つだろう。
 
そしてキャンプに連れてきた子供(赤ちゃん)を見て思う。
自分が夫、父親になる日は来るのだろうかと。
正直、他人の子供だからかわいいってのは分かっている。
僕は無責任に愛でる権利を享受している。
最近では結婚も無理そうな状況で、果たしてどうなのだろう。
気力・体力共に落ちているからか、最近は自分の子供を持つということに興味が薄れてきている。
 
今僕が置かれている、アラフォー独身男性という立場は丁度、はざ間だ。
哀愁とヤバさの。
ソロになるのかファミリーになるのかの。
おのずから「ソロ」を選ぶ覚悟ができた者たちは哀愁を伴い
「ソロ」にしか成れなかった者たちがヤバくなっていく。
くたびれた感じのおじさんが一人で居るのが何故ヤバいのか。
渋いおじさんが一人居酒屋で酒を注いでいるのが何故哀愁を放つのか。
自分と向き合った者だけが「ソロ」として歩んでいけるのだろうか。
 
今は一人で楽で楽しい、だけどそれだけだ。
逃げているだけなのだろうか。
正面から向き合うことに。
ソロをとるのかファミリーを目指すのか。
そろそろ向き合う覚悟が必要だ。