一人暮らしをしていると色々な事が起こる
のんべんだらりと過ごしていても、きっちり意識高い系でいても、時に思いがけない危機に陥ることがあります。
数年前、自分に起こった最大の危機は、仕事から帰ってきて麦茶を作るためやかんに火をかけたままうたた寝してしまい、あわや火事になるということがありました。
それからというもの、秋に焼き芋の匂いを嗅ぐとそのときの記憶が蘇える体になってしまったのです。。。
こういった思いがけない不幸は精神的にも、時に金銭的にも、肉体的にもずっとダメージを受けるものなんですよね。
知人宅に空き巣が入った
空き巣にあった経験がある人はいるでしょうか?
知り合いにそういう人が居たって人はいるかもしれない。
でも大半の人は、存在を認識しながらもそういう犯罪は他人事に思っている人が殆どなんじゃないでしょうか。
こういった事は実際に被害にあってから、はじめて意識するものだろうと思います。
確実に空き巣は居る
2014年、都内で発生した侵入窃盗は認知件数だけで、6925件です。
その中で空き巣は2836件です。
一日に約8件の被害があるということになります。
そんなに少ない数ではないですよね。
一人暮らしなら平日、仕事で大半の方が家を空けますよね?
だから可能性として、自分にもあるかも知れない事なんです。
空き巣に入られたらすること・してはいけないこと
空き巣が入ったと聞いたとき、唐突過ぎて何もアドバイスできませんでした。
しいて言えば、警察に早く連絡して!って事ぐらい。
こんな経験1度くらいしかないでしょうが、だからこそ、頭の片隅に入れておかないとその場で何をすべきか分からないのです。
空き巣がまだ近くに居る可能性だってある訳ですもん。
変な勇気で命まで取られたら元も子もないですしね。
そこでこれだけは心に留めておくことが以下になります。
1.絶対犯人を捜さない!外など安全な場所に移動し、すぐ警察に電話
当たり前ですが、命が一番大事です。家の中ではなく外など逃げられる場所へ移動し、警察へ連絡してください。深夜だろうが関係ありません。
2.何を取られたか確認するが、現場を片付けない
お金、貴金属、何が無くなったか確認します。しかし現場を荒らしてはいけません。洗濯物が干してあろうが、食べかけのピザが放置されていようが、現場を片付けてしまうと犯人特定の足掛かりがなくなります。
3.お金だけでよかったと諦める
お金は大事です、でも命が一番です。ある意味お金だけでよかったと思うしかないと思いました。
その後鍵を変えたり、銀行・カード会社へ連絡し、二次被害を防ぐための手配をします。また大家さん・不動産会社に報告し、保険が適用されるのかだったり、防犯の強化をお願いしたり、引っ越しを検討するなりすることになるようです。
この辺りは一人暮らしで普段仕事している人にとっては非常に面倒くさく、しかも気持ちの面でもつらいようです。
被害を近くに感じて、今回思ったこと
1.家には最小限のお金を置いておくこと、しかし一銭も無いないのはまずそう
家にお金が無い場合、腹いせに物を破壊する場合もあるようです。そうなった時は恐怖心も一層増し、かなり精神的にダメージがあると思います。悔しいですが最低限の生活費など、お金は置いておくことをお勧めします。
2.何かあったら連絡できる人、泊めてもらえる人を近くに作っておくこと
実際被害にあった時は、急なこと過ぎて頭が働かないようです。電話して冷静な友人のアドバイスが非常に役立ったとのことで、やはりそういう知人、友人が居るだけでその場の対処が違ってきます。
また空き巣があった直後は、そのまま家に住むことに強い恐怖を感じるようです。鍵を変更したり、更に施錠を増やしたり、その間に泊めてもらえる様な友人が近くに居ると非常に安心です。
3.命があれば他は何とかなる、そして人間関係が超大事
今回、不謹慎ですがお金だけでよかったと思いました。怪我や命を失うことに比べればどうってこと無いと思いました。
そして何か起きても起きなくても、結局は人と人との繋がりが大切なのだと感じました。空き巣が最も嫌がるのは人の目だそうです。ご近所づきあいがあれば変化に気づいてもらえるかも知れないし、何かあった時に助けてくれるのも仲間や家族ですからね。
入居の挨拶すら出てくれなかったり、隣の住人に気を配ることも無い昨今ですが、人間の作る世界では人間関係がやはり重要なのは今も昔も変わりません。
一人暮らしで長期出張が多い方、GWに家を空ける方、今一度ご注意を。