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Dream Theater 6thアルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』 輪廻転生をテーマにしたコンセプトアルバムは20世紀最後の大傑作

コンセプトアルバムの名作ならコレだ。

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『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』はアメリカのプログレッシブ・メタルバンドの「Dream Theater」(ドリーム・シアター)が1999年に発表した6枚目のスタジオアルバム。キーボードは前作のデレク・シェリニアンに変わりジョーダン・ルーデスが加入しています。本作は「輪廻転生」をテーマにしたストーリーが進んでいく、1枚で1つのストーリーとなるコンセプトアルバム。タイトルの「Metropolis Pt. 2」とは、2ndアルバム「Images and Words」の#5「Metropolis, Pt. I: The Miracle and the Sleeper」(以下、パート1と表記)の続編という意味。歌詞の所々にパート1からの引用が伺えて、そういう部分を見つけるのも楽しい。

Dream Theater 6thアルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』

■曲目
第1幕 (Act I)
1. 「第1場: リグレッション」 (Scene One: Regression)
2. 「第2場: I オーヴァーチュア 1928」 (Scene Two, Part I: Overture 1928) (インストゥルメンタル
3. 「第2場: II ストレンジ・デジャ・ヴ」 (Scene Two, Part II: Strange Déjà Vu) 
4. 「第3場: I スルー・マイ・ワーズ」 (Scene Three, Part I: Through My Words) 
5. 「第3場: II フェイタル・トラジディ」 (Scene Three, Part II: Fatal Tragedy)
6. 「第4場: ビヨンド・ディス・ライフ」 (Scene Four: Beyond This Life)
7. 「第5場: スルー・ハー・アイズ」 (Scene Five: Through Her Eyes)
第2幕 (Act II)
8. 「第6場: ホーム」 (Scene Six: Home)
9. 「第7場: I ザ・ダンス・オブ・エタニティ」 (Scene Seven, Part I: The Dance of Eternity) (インストゥルメンタル
10. 「第7場: II ワン・ラスト・タイム」 (Scene Seven, Part II: One Last Time)
11. 「第8場: ザ・スピリット・キャリーズ・オン」 (Scene Eight: The Spirit Carries On)
12. 「第9場: ファイナリー・フリー」 (Scene Nine: Finally Free)
■リリース:1999年
■スタジオ: Bear Tracks Studio
■レーベル:エレクトラレコード
■プロデュース:マイク・ポートノイ、ジョン・ペトルーシ
■メンバー
Vo:ジェイムズ・ラブリエ
Gt:ジョン・ペトルーシ
Ba:ジョン・マイアング
Dr:マイク・ポートノイ
Key:ジョーダン・ルーデス

メトロポリス・パート2: シーンズ・フロム・ア・メモリー - Wikipedia

個人的レビューその他もろもろ  

今思えば、ドリーム・シアターはそのキャリアの中で、前作4th「Falling Into Infinity」前々作3rd「Awake」がメンバーの期待した結果を得ていなかったように思います。

個人的にはこの辺り、後追いなので本で読んだり当時からのファンの方に聞いただけですけれども。

名作である2ndアルバムを超えるものを作るため、しかし同じような作品に逃げないため、試行錯誤していた時期なのかと思います。

今聴くとちらもいい作品だと思うんですが。

5thアルバムの後でメンバーの中心人物であるギターのペトルーシとドラムのポートノイはサイドプロジェクトの「リキッド・テンション・エクスペリメント(LTE)」というインストプロジェクトを結成します。

そこで出会ったキーボードのジョーダン・ルーデスの才能に彼らは惚れこみ、バンドへの加入を打診します。

バンドは新たな才能を得て、2ndアルバムの名曲である「metoropolis part1」の続編を手掛ける事、コンセプトアルバムを作る事を決めます。

アルバム全体を通してのテーマは「輪廻転生」。

主人公のニコラスは毎晩見る悪夢の原因を突き止めるため、催眠療法士の力を得て半世紀前の過去に遡っていきます。

彼の前世はヴィクトリアという女性であり、彼女はそこで謎の死を遂げていたことを知ります。

ヴィクトリアと彼女の恋人、そしてその兄が複雑に絡みながらストーリーが展開していくというのがこのアルバムの流れ。

内容は複雑ですけど、歌詞を無視しても曲だけでも素晴らしいのがこのアルバムのヒットした一因だと思います。

個人的オススメ曲

#02「第2場: I オーヴァーチュア 1928」 (Scene Two, Part I: Overture 1928) (インストゥルメンタル

初めからドラマティックなインスト曲。最初のキーボードは「パート1」のフレーズでファンならニヤリとするところ。キーボードとのユニゾンパート、泣きのギターフレーズがあったりと、色々詰まっている楽曲は、これから始まるストーリーを期待させる。

#03「第2場: II ストレンジ・デジャ・ヴ」 (Scene Two, Part II: Strange Déjà Vu) 

#2から繋げて聞きたい。

爽やかで途中ファンキーな感じもあって好き。サビの後ろのキーボードがいいんです。

#05「第3場: II フェイタル・トラジディ」 (Scene Three, Part II: Fatal Tragedy)

最初の静かな雰囲気から一転して、めまぐるしく曲が展開していく。3'50からのテクニカルなインスト部分が好きすぎて、この部分だけ何度も聞いていた。キーボードの凄さを聴くと、メンバーもジョーダン・ルーデスに惚れ込んだ理由も分かる。

ライブ映像で見ると6'00からのスリリングなバトルに悶絶する。

#09「第7場: I ザ・ダンス・オブ・エタニティ」 (Scene Seven, Part I: The Dance of Eternity) (インストゥルメンタル

とにかくテクニカルなのにメロディアス、スリリングで聞いてて楽しい。ベースのマイアングのテクニックがヤバすぎて失禁するかと思った。CDで聞くと前後曲と比べて若干音が小さいように思えるのだけ残念。

#11「第8場: ザ・スピリット・キャリーズ・オン」 (Scene Eight: The Spirit Carries On)

ライブでも定番の超名曲バラード。自分の肉体が滅んでも魂は生き続けるという、このアルバムのメッセージを伝える非常に大事な曲。本当にこの頃のペトルーシはキャリアの円熟期だったと思うし、それゆえギターテクニックだけではなく、作詞作曲においてもその才能を遺憾なく発揮していたと感じる。この曲の素晴らしさは、このアルバムのハイライトであることもさながら、ライブで単体で演奏しても非常に聞き応えがあること。ギターソロも哀愁がありつつテクニカルで素晴らしい。

オフィシャルサイトHP

http://www.dreamtheater.net/

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