GloryDazeDays

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【雑記】己を知る旅。非モテ男子は早いうちに『料理合コン』に行ったほうがいいワケ

Allez cuisne!(料理はじめ!)

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[http://photo credit: Day 359: Now We're Cookin' via photopin (license)]

去年、一昨年くらいか、何度か『料理合コン』に行った。

正確には、日曜日に開催される社会人用の料理教室だ。

元々仲良くしてくれていた女友達が居て、その子の紹介だった。

僕自身、料理の腕を上達させたいという思いと、参加者みんなと同じように出会いを求めていた。

言い訳がましいが、僕は本当に料理も学びたかったのだ。

一人暮らしだったため料理はそこそこ出来たが、8年以上も一人だと作るものもパターン化されていく。

それを変えるいいきっかけになればと思ったのだ。

しかしこの『料理合コン』、非常にドライな女性の集まりであったため、数回参加して自分にはもう必要ないかなと思った。

だけど、色々と気づかされたのも事実だ。

そしてこれが後に、非モテ男子である自分に良い影響を与えたと思う。

なお、ここで話す『料理合コン』が全ての料理合コンを意味しているのではない。

なので内容が当てはまらない場合も勿論あるのでご了承を。

 

レシピ0:下準備

まずは参加する女性はどういった方が多かったか。

当たり前だけども、未婚者ばかりだった。

そして、年齢はアラサー以上が殆どであり、中にはアラフォー以上って感じの方も居た。

銀座辺りの教室だった事もあり、総じて参加者の身なりは小奇麗であった。

落ち着いた感じ、品のいい感じの方が6割、若めの女性が3割、何となく変わった感じの方が1割というバランスであった。

男女でだいたい20名弱、女性の方が若干多めの割合であった。

そこはひとつの大きな机を中心にして、先生を軸としてみんなが輪になり、説明を受けた後で自己紹介などしてから料理へ入るという流れであった。

始めの印象は料理をするスペースがあまり無いという事だった。

 

レシピ1:食材選び

料理はまず食材選びが重要だ。

良いか悪いか、鮮度や質、それらを目利き出来ないと良い料理は作れない。

何を作りたいかによっても、選ぶものが違ってくる。

参加女性たちは、相当な目利きの衆であった。

まずダイレクトに、イケメンとそうではない者、お金ありそうか無さそうかでポジショニングが違った。

輪になる時に、イケメンとお金持ち系の周りに女子が増えるという現象。

あ、これが競争社会なのか!と衝撃を受け、自分のポジションをまざまざと感じさせるものがあった。

もっさりとした男性が自己紹介で超有名企業に勤めていると知った途端の盛り上がりが凄かった。

開始前から始まっていたレースに凹みつつも、自分も足早に参加しなくてはならない。

自己紹介は、普通にどんな料理が得意とか、そういう話をするものかと思っていた。

そうしたら自分以外の男性は、すべからく自分の会社や趣味や、いかに自分が魅力的なのかをアピールしていた。

そして女性も、なんだかんだで料理に関して話す人が殆ど居なかった。

「くそ、何で自分で作った卵黄のしょうゆ漬けをご飯に乗せて食いすぎて、最近やたらに太ってしまった的な話をしてしまったんだ・・・」

まさに、後悔先に立たずとはこの事だ。

こんな話題じゃ誰も食いつく訳もなく、女性陣のお目当てはやたらギラついたスーツイケメンへ集中していた。

「何で料理教室なのにスーツなんだ!汁が飛んだらどうするんだ?」

と余計な心配をしていた僕をよそに、スーツ男子は女性陣の視線を欲しいままにしていた。

※後日女友達からそのイケメン君は常連参加者で保険の営業をやっていて、連絡交換後に保険の紹介を延々とされたそうです。

 

レシピ2:調理開始

始めに感じたように、作業スペースが非常に小さかったため、全員が調理をする事が出来ず、代表の数人が机で刻んだり計量したり、混ぜたり作業をした。 

正直、その程度ならば習うほどでもない作業ばかりであった。

僕が玉ねぎを刻んでいる時、作業をしていない者たちはなんと、男女で会話を楽しんでいた。

・・・これじゃあただの調理人じゃないか。

何とみんな料理そっちのけでご歓談中だった。

僕はバルサミコ酢を握り締めたまま、酸っぱい顔で一人立ちすくんでいた。

「このままでは、、、新たな料理を覚えて帰ることになる!」

なぜだかその場はある種のヒエラルキーが出来上がっており、ご歓談もイケメン・美女グループ、フツメンたち、そして僕ら調理人という住み分けがされていた。

僕は一生懸命作る、包丁が苦手そうな40代のオジサンと意気投合していた。

「いや、これじゃあ日曜の昼間テレビでやってる『男子ごはん』じゃないか、本来の目的は女性との出会いじゃないのか?」

という 自問はありつつも、その状況から抜け出せないまま料理を作り続けた。

 

レシピ3:お食事

お食事タイムはとても楽しみだった。

みんなで作った料理は非常に美味しく、お酒も多少飲みながらのワイワイとした時間だった。

そんな中、僕はそのおじさんと一緒に『フライパンで作れちゃう簡単パエリア』をパクついていた。

「メチャうまいっすねー、普段も料理するんですか?」

などと本来女性とするような会話を僕はそのおじさんと延々続けていると、なんともおじさんが料理を持ってどこかへ行ってしまった。

そして気づくとおじさんは参加女性と会話をしていた。

僕は本来の目的を自分だけ果たしていないような、場違いで惨めな気持ちになった。

「みんな頑張っているのに、何やってるんだ!」

「 ハーブとバルサミコ風味の鳥ソテーをモサモサ食べている場合じゃないだろ!」

僕とおじさんの共同作品はどれも「美味しゅうございます」だった。 

 

レシピ4:後片付け

僕はその日、特に何か収穫があった訳でもなく、料理教室を後にした。

その後、数回参加して、段々と女性とも話すことが出来た。

中には意気投合できた子も居た。

そして数回参加したことで、こういう教室で好印象を得るにはどうすべきかという事が分かってきた。

いかに短時間で好印象を得るには?

見た目もそうだし、自己紹介の内容もそうだ。

料理をしたほうがいいのか、会話メインでいくのか。

お食事タイムでどう振舞うのか。

自分の魅力や得意分野についても考えさせられた。

無いならどうするか、ドライな女性陣にアピールする方法は。

 

この料理教室に参加してくる彼女達について思ったことがある。

良い食材を選ぶのも、

美味しい料理を作るのも、

最後に栄光を掴むためだった。

そう、彼女たちはまさしく『料理の鉄人』だったのだ。

 

「こんな女たち御免だぜ!」

道場六三郎子ちゃんを見つめる僕は、死んだ魚のような目になっていたのだろう。

そんな鮮度の悪い男には見向きもせず、彼女達は決められた時間までにイケてる伴侶を掴もうとキッチンスタジアムを駆け巡っていたのだった。。。

 

僕はこの変な料理教室で、一人で食べるには豪華すぎる料理レシピをいくつか学んだ。

そして自身の魅力で人を惹きつけるモノが無い事と、自分が動かないと何も始まらない事も学んだ。

最初はアウェイ感しかなくても、何度か参加することで苦手意識が薄らぐ事や攻略法が分かってくるという発見もあった。

料理を学ぶはずが、人生のスパイスってやつを学んでしまったのだ。

・・・でもありがとう。

とても勉強になった。

そのお陰もあって今では、僕の作る料理が女子には結構好評だ。